走馬灯
しかししばらくすると大声で泣き始めた。

俺はひなの泣き声が大嫌いだ。


やめろ!!

やめろよ!!

泣くな。

黙れ~!!!


前は抱きしめてとめることができたが、

今日の俺には

とってもそんなことはできやしない。


思いっきりグーで顔面を殴りつけた。

ひなは床に倒れこんだ。

そしてその後、

倒れたひなを思いっきり蹴飛ばした。


ひなは、家から逃げ出した。

そして何時間も帰って来なかった。


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