走馬灯
俺は立ち上がり

自分の足が機能していることを

まず確認した。


この足に俺は

何度も驚かされている。


大丈夫だ。

歩けるぞ!


比較的この時の意識は

しっかりしていたと思う。

でも兄ちゃんとの約束は

すっかり忘れていた。


もう酒は飲まない・・・。

兄ちゃんとの

約束。


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