走馬灯
そして俺と章は顔を見合わせるなり

“あ~たん。”

章の愛称だ。


“ゆうじおじさ~ん!!”


二人は一瞬にして過去に戻り、

そして成長して現在に戻ったのだった。


俺は懐かしさがこみ上げて来た。

あの泣き虫のあ~たんが

こんなに立派な少年になるなんて。

そして本当に俺に似てカッコ良い!!


俺が思考停止中に

たくさんの時は流れて

あの小さくてやんちゃな章が

こんなにも成長しているなんて。


本当にビックリした。




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