走馬灯
その時

兄ちゃんの声が聞こえた。


“ゆうじ~~~!!”

心配になり

来てくれたようだ。


救急車を呼んでいる。


ありがとう。

兄ちゃん。


俺のために

そんなに一生懸命になってくれて・・・。


こんなに早くここに着くためには

相当早く家を出たに違いない。


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