走馬灯
兄ちゃんは

今もまだ泣いている。


あと二日で

お前の誕生日だったのに・・・。


俺が

もう少し早く

ゆうじを家に呼べば良かった。


口では

“お前死ぬぞ。”

と軽口を叩いていたが

それは自分の心の裏返しだったんだ。


“どんな形ででも生きてて欲しかったよ。

ゆうじ~~~~~!!!!!”







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