走馬灯
“そうなんです。

実はお見合いをしまして。”


ひなは即答だった。


“そうかぁ・・・。

幸せになって下さい。”


兄ちゃんは

ちょっと納得できない感じではあったけど

すぐにお祝いの言葉を述べた。


やっぱりあの時

綺麗になったと感じたのは

間違いじゃなかったんだな。


兄ちゃんは

電話を切ると

急に号泣した。





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