走馬灯
そのうち

せいうちの家にまで呼ばれて行ってしまった・・・。


一人っ子の彼女の両親は、

まあ・・・

自分でいうのもなんだけど

長身に細身で

ルックスもいけてる俺を見て、

一目で気に入り・・・

俺はちょくちょく呼ばれるようになった。


こう言ってはなんだが、

一人娘は

“きっと結婚できないのではないか!!”と

思っていたに違いない。


だって絶対80kgはあるかと思われる巨漢、

そしてせいうちと言われてしまう顔立ち・・・。


でもプライドだけはめちゃくちゃ高く、

怒るとどうにもこうにも手におえないんだ。


しかも上に乗られて

おさえつけられた日には

情けないことに

ぐうの音も出ない俺なんだ・・・。


ホント窒息しそうになる。





< 30 / 203 >

この作品をシェア

pagetop