走馬灯
俺は腹をくくって

せいうちの家に赴いた・・・。


別段怒っているわけではないのだが、

まあ遠回しに責任を取れ!

と言うような話をされ、

俺もわかりました!!

と言ってしまったのだ。


普通ならここで兄ちゃんに報告なのだが、

なぜか俺は黙っていた。


心のどこかで・・・

状況がかわり

すべてが白紙に戻らないかと願っていたからかもしれない。


それに兄ちゃんのところは

赤ん坊が生まれたばかりで、

迷惑をかけてはいけないと思っていた。


俺の気持ちはまったくの置いてきぼりで、

話はどんどん進んでしまった。



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