〜甘く、危険な恋〜止まない、愛してる。


「なんだったの……」

呟いて、呆然と踊り場に立ちすくむ。

駅の階段で、次は歩道橋で、そして今ここで……あの手の感触はみんな同じで、全てがあの男の人だったんだと感じる。


でも、なんで……。

なぜ、忘れないでいてだなんて……。


まるでわけがわからなくて、しばらくはその場から動けなかった。




< 5 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop