おはよう、きみが好きです
『よーし、もっと笑え。そんで、明日は泪に楽しい学校生活をプレゼントしますよ』
「ぷっ、なにそれ!」
『保健室にいるより、ずっと楽しいよ。ひとりよりずっと賑やかで、楽しいはずだから』
ひとりは……ずっと寂しかった。
本当は、誰かの温もりを探してたんだ。
それを、八雲がくれて、八雲はまた違う……光ある世界へとあたしを連れ出そうとしてくれてる。
「ありがとう、八雲」
『俺がしたくて、そーすんだよ』
八雲のことなら信じられる。
正直、きみがいればどこにいても温かい場所に変わるんだけどね。
なにより、八雲が生活してる場所へ、あたしも行きたいと思った。