おはよう、きみが好きです
頭を悩ませるもの(side八雲)
《side八雲》
翌日、登校してきた俺は、真ん中の自分の席へドカッと座ると、目の前に座る親友が振り返った。
「おはよう八雲……って、これどうしたの?」
「知らねーよ!!」
憎らしいほど顔の整った親友の雪人が、俺の机の上にある紙袋の中をのぞいて、苦笑いを浮かべる。
女だったら、付き合っても良いレベルの女顔なんだよなー、コイツ。
「知らないって……俺の目には、少女漫画に見えるんだけど、八雲こういう趣味あったんだ?」
「あるわけないだろ……やめてくれよ、マジで」
俺、一応イケてる、モテ男で通ってるんだからさ。
なのに……この紙袋を見てクスクス笑って去っていくクラスの連中……。
「八雲、マジうけるんだけどー!!これ、少女漫画じゃん!」
すると、クラスのぶりっ子、田崎 環奈(たざき かんな)が紙袋をのぞき込んでわざわざ大きな声で笑った。
環奈は、見た目茶髪でパッツン前髪にクルクル巻かれたロングヘアーがめちゃくちゃ似合ってるレベル高めの女子。
ぶりっ子だけど、かなりモテる。
翌日、登校してきた俺は、真ん中の自分の席へドカッと座ると、目の前に座る親友が振り返った。
「おはよう八雲……って、これどうしたの?」
「知らねーよ!!」
憎らしいほど顔の整った親友の雪人が、俺の机の上にある紙袋の中をのぞいて、苦笑いを浮かべる。
女だったら、付き合っても良いレベルの女顔なんだよなー、コイツ。
「知らないって……俺の目には、少女漫画に見えるんだけど、八雲こういう趣味あったんだ?」
「あるわけないだろ……やめてくれよ、マジで」
俺、一応イケてる、モテ男で通ってるんだからさ。
なのに……この紙袋を見てクスクス笑って去っていくクラスの連中……。
「八雲、マジうけるんだけどー!!これ、少女漫画じゃん!」
すると、クラスのぶりっ子、田崎 環奈(たざき かんな)が紙袋をのぞき込んでわざわざ大きな声で笑った。
環奈は、見た目茶髪でパッツン前髪にクルクル巻かれたロングヘアーがめちゃくちゃ似合ってるレベル高めの女子。
ぶりっ子だけど、かなりモテる。