だってわたしは先生だから。


「…やります!


やらせてください!」




これはもうやるしかない。


断る理由が見つからない。




わたしの言葉を聞いて

教頭先生は嬉しそうに


わかりました


と言ってくださった。






今は12月。


だから、新しい生徒に会えるまであと4ヵ月。




わたしは自分の机に戻って

手帳を開く。

もちろん4月。


そして、始業式の7日に

大きく赤ペンで花丸マーク。






手帳をみながらにやけていると

(はたから見たらにらんでいると)





ブブ…


とポケットの中でスマホが振動した。


開けてみると、


わたしの数少ない友達の1人


友香からのLINE、3件。










< 8 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop