僕はあの街が嫌いだ






ある日学校の帰り道


鎖に繋がれてめちゃめちゃ吠えてる犬がいた

さらに、その吠えている犬に向かってなんだか知らないけどわんわん吠えて対抗している子がいた。





あの子だった。
どんなに俺が無愛想にしても懲りずに話しかけてくる子。




面白いから少し距離をおいて見ていたけれど
その子はもうちょっとどころじゃないぐらい長い間対抗していた



俺はちょっと目が良かったからそのこの顔がよく見えた。


真っ赤だった笑





顔が真っ赤になるまで対抗していたっていう事実が面白くて俺は思わず

ぷっ

吹き出してしまっていた。



その吹き出したとき
ちょうどその子も犬も静かになったタイミングだったせいで俺の吹き出し笑いが大きく聞こえた












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