ソウル・メイト
安藤先生は、生まれてから高校を卒業するまで神戸で過ごし、東京の大学に進学するため、単身上京した。
医学部を卒業後、「割と大手の大学病院に勤めていた」けれど、「院長の座を巡る権力争いのために嫌気がさした」ため、そこを辞職。
「まぁ病院に限らず、企業や店でもそういうことはままあるやろうけどな。でもこんなことやって何の意味があるんやろて疑問が湧いてきた。一旦湧いた疑問は、消えるどころかますます膨らんでいく一方だった。俺は何のために医者になったんやろ。大病院の院長になるために医者になったんやない。10年・20年後、高い地位からエゴ満載の力を振りかざすために医者やってるのは、俺にとってはめちゃしんどいことや。何よりそれは、俺が目指していた医者の姿やない。それが分かったから病院を辞めた」
医学部を卒業後、「割と大手の大学病院に勤めていた」けれど、「院長の座を巡る権力争いのために嫌気がさした」ため、そこを辞職。
「まぁ病院に限らず、企業や店でもそういうことはままあるやろうけどな。でもこんなことやって何の意味があるんやろて疑問が湧いてきた。一旦湧いた疑問は、消えるどころかますます膨らんでいく一方だった。俺は何のために医者になったんやろ。大病院の院長になるために医者になったんやない。10年・20年後、高い地位からエゴ満載の力を振りかざすために医者やってるのは、俺にとってはめちゃしんどいことや。何よりそれは、俺が目指していた医者の姿やない。それが分かったから病院を辞めた」