マ王の花嫁
「案ずるな。誰にもおまえを殺らせはしない」
「・・は・・・?」
「ここにいる限り、おまえの身は俺が護ると約束しよう」
「え?ちょっと、何故そう・・・」
「何故か?それは・・・おまえがここにいるからだ」
「・・・・はぁ」
「おまえは俺の妻であり、今はロドムーンの民でもある。自国の民を護るのは、統治者である俺の役目」
私が貴方を殺そうと目論んでいるのに―――しかも貴方はその事を知っているのに―――貴方が私を護る、ですって!?
まるっきり立場が逆なライオネル王の答えなど、想像もしていなかっただけに、私は少々面喰らってしまった。
「・・は・・・?」
「ここにいる限り、おまえの身は俺が護ると約束しよう」
「え?ちょっと、何故そう・・・」
「何故か?それは・・・おまえがここにいるからだ」
「・・・・はぁ」
「おまえは俺の妻であり、今はロドムーンの民でもある。自国の民を護るのは、統治者である俺の役目」
私が貴方を殺そうと目論んでいるのに―――しかも貴方はその事を知っているのに―――貴方が私を護る、ですって!?
まるっきり立場が逆なライオネル王の答えなど、想像もしていなかっただけに、私は少々面喰らってしまった。