マ王の花嫁
ライオネル王が、屈強な体躯をした「魔王」なら、さしずめエイリークは、細身な「妖精」と呼ぶべきか。
・・・この目で妖精を見たことは一度もないし、魔王同様、妖精もこの世に実在しないんだけど・・・。
それにしても・・・エイリークとは初対面のはずなのに(エイリークも「やっとお目にかかれて」とさっき言ったし)、どこかで会ったことがあるような、とても懐かしい感じがするのは、私と同じ、プラチナブロンドの髪と、碧い目をしているから?
「おまえたちの紹介も終わったから、俺は行く」
「えっ?どこへ」
「執務室だ。これでも俺は一国の王だからな」
・・・この目で妖精を見たことは一度もないし、魔王同様、妖精もこの世に実在しないんだけど・・・。
それにしても・・・エイリークとは初対面のはずなのに(エイリークも「やっとお目にかかれて」とさっき言ったし)、どこかで会ったことがあるような、とても懐かしい感じがするのは、私と同じ、プラチナブロンドの髪と、碧い目をしているから?
「おまえたちの紹介も終わったから、俺は行く」
「えっ?どこへ」
「執務室だ。これでも俺は一国の王だからな」