マ王の花嫁
さらりと話した中に、大変な努力があったことがうかがえる。
今聞いたばかりの話なのに、エイリークはもちろん、ライオネル王のことが、とても誇らしく思えてしまった。
「ですから、ロドムーンでは、薬草、特に毒がある薬草の規制と管理は徹底しています。前王妃様の悲劇を繰り返さないためにも」
さりげないエイリークの言葉に、私はハッとした。
恐らくサーシャも・・・。
「良薬とされる毒薬及び毒草は、薬局で販売されていますが、購入される際は、必ず購入目的を薬剤師に言わなければいけません。使用目的と量が合致しない場合、まず販売は許可されませんし、その者は即、アカデミーに通報されます。一度通報を受けた者は、ブラックリストに載りますからね。たとえ王妃様であっても、ですよ」
「き、厳しい、ですね」
「それくらいしなければ・・あぁニメットさん、それはここに置いてください」
「はいっ!」
今聞いたばかりの話なのに、エイリークはもちろん、ライオネル王のことが、とても誇らしく思えてしまった。
「ですから、ロドムーンでは、薬草、特に毒がある薬草の規制と管理は徹底しています。前王妃様の悲劇を繰り返さないためにも」
さりげないエイリークの言葉に、私はハッとした。
恐らくサーシャも・・・。
「良薬とされる毒薬及び毒草は、薬局で販売されていますが、購入される際は、必ず購入目的を薬剤師に言わなければいけません。使用目的と量が合致しない場合、まず販売は許可されませんし、その者は即、アカデミーに通報されます。一度通報を受けた者は、ブラックリストに載りますからね。たとえ王妃様であっても、ですよ」
「き、厳しい、ですね」
「それくらいしなければ・・あぁニメットさん、それはここに置いてください」
「はいっ!」