マ王の花嫁
「それは・・・?」
「バソウをすり潰したものです。少々草っぽい匂いがしますが、これを塗ることで、今王妃様がおつけになっている髪の染料が落ちて、地毛色が出てきます」
「あぁ。なるほど」
「一応申し上げておきますが、バソウは毒草です」
「えっ!」
「ですが、配合によって、良薬にもなります。そういうわけで、今回は僕が呼ばれたわけです。ちゃんと配合をするために。ですので王妃様はどうぞ御安心ください。バソウは毒草ですが、配合次第で、とても良質な・・・僕の知る限り、今のところ一番良質な、染料落としですよ・・・しかも、色落ちが早い・・・やっぱり。王妃様は僕と同じ、ベリア族ですね?」
「・・・ベリア、族・・・?」
「バソウをすり潰したものです。少々草っぽい匂いがしますが、これを塗ることで、今王妃様がおつけになっている髪の染料が落ちて、地毛色が出てきます」
「あぁ。なるほど」
「一応申し上げておきますが、バソウは毒草です」
「えっ!」
「ですが、配合によって、良薬にもなります。そういうわけで、今回は僕が呼ばれたわけです。ちゃんと配合をするために。ですので王妃様はどうぞ御安心ください。バソウは毒草ですが、配合次第で、とても良質な・・・僕の知る限り、今のところ一番良質な、染料落としですよ・・・しかも、色落ちが早い・・・やっぱり。王妃様は僕と同じ、ベリア族ですね?」
「・・・ベリア、族・・・?」