マ王の花嫁
14
「はい」
「な・・何を根拠にそのようなことを・・・?大体、ベリア族って、本当に実在するのですか?もしベリア族が実在するのなら、聖なる山と呼ばれているへメル山も、本当に実在する、ということ・・・?」
次々と浮かぶ疑問を思わず口にしてまったけれど、エイリークは辟易するどころか、穏やかな笑みを浮かべたままだ。
「落ち着いて、王妃様。僕が知っている範囲で、一つずつ答えていきましょう。まず、ベリア族は本当に実在しますよ。へメル山は、世界最北端にあるベルリという国に、ちゃんと実在します。ベルリは、周囲が氷に覆われ、常に雪か吹雪が舞う極寒の地。故にベルリには、寒さに耐え忍ぶことができるベリア族しか、住むことができないと言われています」
「まあ・・・幼い頃、へメル山やベリア族が出てくるおとぎ話を聞いたことはあるけれど・・本当に実在するなんて」
「な・・何を根拠にそのようなことを・・・?大体、ベリア族って、本当に実在するのですか?もしベリア族が実在するのなら、聖なる山と呼ばれているへメル山も、本当に実在する、ということ・・・?」
次々と浮かぶ疑問を思わず口にしてまったけれど、エイリークは辟易するどころか、穏やかな笑みを浮かべたままだ。
「落ち着いて、王妃様。僕が知っている範囲で、一つずつ答えていきましょう。まず、ベリア族は本当に実在しますよ。へメル山は、世界最北端にあるベルリという国に、ちゃんと実在します。ベルリは、周囲が氷に覆われ、常に雪か吹雪が舞う極寒の地。故にベルリには、寒さに耐え忍ぶことができるベリア族しか、住むことができないと言われています」
「まあ・・・幼い頃、へメル山やベリア族が出てくるおとぎ話を聞いたことはあるけれど・・本当に実在するなんて」