マ王の花嫁
「それを機に、アカデミーで医療技術も教えることになったんですけどね。しかしライオネルは王位を継承することになったので、アカデミーの運営は僕が一任して、ライオネルは国務の傍ら、時間があればアカデミーに顔を出す、という生活に変わって。ま、どちらにしても、多忙な日々を送っていることに変わりはないんですが。一月ほど前だったか、“そろそろ花嫁を探したい”とライオネルから言われて」
「そ、それで?!」
いよいよ話の核心に近づいた・・・!
早く先が知りたいと気が急く私は、思わず我が身をエイリークの方へ寄せた。
「占術で花嫁を見つけたんです」
「そ、それで?!」
いよいよ話の核心に近づいた・・・!
早く先が知りたいと気が急く私は、思わず我が身をエイリークの方へ寄せた。
「占術で花嫁を見つけたんです」