マ王の花嫁
「ライオネルの事だよ。あいつ、幼い頃から大柄な体躯をしていて。それでクマみたいと思った僕が、ある日“クマ王子”というニックネームをつけてやったんだ。以来、クラスメイトからは“クマ王子”と呼ばれるようになったんだけど、それが時と共に“マ王”と省略されて」
「・・・ええっ!?」
「今でもライオネルのことを“魔王”と呼ぶ者たちはいるけど、実はちょっと字が違うし。勘違いしてるみたいだね。ま、でもそこはあえて訂正せずに、ライオネルは呼ばせてるみたいだけど。あいつから聞いてない?」
「聞いてないっ!」
「あ、そう。まぁでも、そのうち色々分かるから」
・・・「クマ王子」の略で「マ王」。
つまり、「魔王」じゃなかった!
なんかもう・・・憤慨する以上に笑える話だ。
後でサーシャにも教えよう・・・。
「・・・ええっ!?」
「今でもライオネルのことを“魔王”と呼ぶ者たちはいるけど、実はちょっと字が違うし。勘違いしてるみたいだね。ま、でもそこはあえて訂正せずに、ライオネルは呼ばせてるみたいだけど。あいつから聞いてない?」
「聞いてないっ!」
「あ、そう。まぁでも、そのうち色々分かるから」
・・・「クマ王子」の略で「マ王」。
つまり、「魔王」じゃなかった!
なんかもう・・・憤慨する以上に笑える話だ。
後でサーシャにも教えよう・・・。