マ王の花嫁
「例えばですが、1万㎡を4分割して、稲の他にも作物を――ジャガイモとか――植えるのはどうでしょう。稲の収穫量は減りますが、たとえ稲が不作でも、他の作物は収穫できるというメリットが生まれるんじゃないかと・・」
「・・・成程。ウィンチェスター卿が稲作を独占する理由も無いしな。ウィンチェスター卿」
「はいっ国王様!」
「稲の他に栽培に適した作物があるか、調べてほしい」
「分かりました、国王様」
「明日、ガンザに視察へ行くから、そうだな・・・明後日、其方の土地へ寄っても良いか?」
「そりゃあもう是非喜んで!国王様と王妃様でしたら、いつでも大歓迎でございます!」
「・・・私も?」
困り顔で見る私に、ライオネル王はニッコリと微笑むと、「おまえが王妃だろう?」と言うだけだった・・・。
「・・・成程。ウィンチェスター卿が稲作を独占する理由も無いしな。ウィンチェスター卿」
「はいっ国王様!」
「稲の他に栽培に適した作物があるか、調べてほしい」
「分かりました、国王様」
「明日、ガンザに視察へ行くから、そうだな・・・明後日、其方の土地へ寄っても良いか?」
「そりゃあもう是非喜んで!国王様と王妃様でしたら、いつでも大歓迎でございます!」
「・・・私も?」
困り顔で見る私に、ライオネル王はニッコリと微笑むと、「おまえが王妃だろう?」と言うだけだった・・・。