マ王の花嫁 
今日は、自分がベリア族と知ったことから始まって、ライオネル王と共に、王妃として、様々な意見を聞いては話し、を繰り返して。
なかなか・・・怒涛の一日だったわ・・・。

ライオネル王は、ほぼ毎日ああやって、民の意見を聞いては助言を与えたり、実際その地に視察へ行くということをやっているそうだ。
まぁそれは統治者としての仕事の一つだから、と言われればそれまでなんだけど・・・その土地を統治するという責任感と、一人でも多くの民が豊かに暮らせるようになれば良いという想いを、ライオネル王からひしひしと感じた。

それが、国を統治する国王の、本来の役割なのよね。
と、改めて思いながら、私はため息をついた。

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