マ王の花嫁 
「これ・・・緑色をしているけど・・・?」
「はい。なので私どもは緑茶と呼んでいます」
「なるほど」と私は呟くと、それを一口飲んでみた。

「ぅん・・・・・・。ちょっと渋味があって・・でも豊かな香りそのままで。とても美味しいわ」と私は言うと、また一口緑茶を飲んだ。

「そうですか!」
「よかった」と言った声が、方々から聞こえる。

今年から栽培を始めたという緑茶というものを見たのは、実は今回が初めてで。
最初は「緑色のお茶!?」と、ビックリしながら、内心ドキドキしつつ飲んだものの、なかなかどうして、飲める味だ。

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