マ王の花嫁 
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「国の経済の活性化の一環です。それで私も、幼少の頃から、花の収穫や茶摘み等の手伝いをしていました。私は術師程、植物や薬草の知識は持ち合わせていませんし、薬やエッセンスを作ることもできませんが、花に関する知識は、多少詳しい方かもしれません。例えばそこの台の上に飾られている赤い花はヒナゲシ、反対側の台の上の飾られているピンクの花はコスモスだとか。でも、稲という作物は見た事がないですし、緑茶という存在を知ったのも飲んだのも、初めての事ですわ」
「そうでございましたか。して、緑茶のお味はいかがでしたか?」
「少々渋味を感じましたが、とても美味しかったです」
「緑茶は順調に育ったが、サツマの生育は芳しくない。恐らく土地が合っていないのだろう」
「やはり・・・では、黒い米が穫れる稲を植えてみようかと思うのですが」
「あぁ、あれか・・・。そうだな、試しに植えてみれば良かろう。ところで・・・」とライオネル王は言うと、ナイフとフォークを置いた。
そして、ラムチョップの骨を手に持つと、「おまえの母上が亡くなったのはいつだ?マイ・クイーン」と私に聞いて、ラムチョップにガブッとかぶりついた。

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