マ王の花嫁 
「ギータは暖かいけれど、確かにここは・・冷えるわね」
「ええ。王妃様?」
「なあに?」
「私は、貴女様のような御方に御仕えすることができて、とても光栄に思うと共に、心から嬉しく思っております」
「え。あの、ちょっと、何を改まって・・」
「先程も申しました通り、未来の王妃様を御護りする事は、私の目標でもありました。そのために騎士になったのですから。それが叶っただけでもとても嬉しい事なのに、貴女様がロドムーンに嫁がれてから、ライ王様の人間味が増したような気がします。もちろん良い意味で、です!」
「・・・そう、なの?」

< 217 / 400 >

この作品をシェア

pagetop