マ王の花嫁
「それより、ウルフが良いそうです」
「ウルフですか・・・。確かに強そうな響きですね」
「それに、“ティターン”より断然男らしい名前ですよ!」
「あなたがそれ言うの!?マーシャル。しかもクランマーつきで」
「もちろんだアダムス。それより王妃様」
「なに?」
「さっきからちょっとだけ気になってたんですけど。王妃様ってそのー・・・ギータ、じゃないウルフが何言ってるのか分かる、って口調で話されているなー?とか俺、思ったりして!」
「え!?そ、そうかしら。何となく感じるままに言っているんだけど。私ったらつい、この子をそばに置いておきたいために感情移入した・・ような言い方をしちゃって」
・・・でも本当は、ウルフ(ギータ)がそう「吠えて言ってる」ように聞こえる、と言うより、「感じる」のだ。
物心ついた頃からそうだった。
だからシーザーとも、いつも何となく「会話」をしているような感じで・・・。
もちろん小犬のシーザーも、吠えるか鳴くことしかできないんだけど、それでもシーザーが何を言いたいのか、本当に「そう言っているように感じる」のよね。
「ウルフですか・・・。確かに強そうな響きですね」
「それに、“ティターン”より断然男らしい名前ですよ!」
「あなたがそれ言うの!?マーシャル。しかもクランマーつきで」
「もちろんだアダムス。それより王妃様」
「なに?」
「さっきからちょっとだけ気になってたんですけど。王妃様ってそのー・・・ギータ、じゃないウルフが何言ってるのか分かる、って口調で話されているなー?とか俺、思ったりして!」
「え!?そ、そうかしら。何となく感じるままに言っているんだけど。私ったらつい、この子をそばに置いておきたいために感情移入した・・ような言い方をしちゃって」
・・・でも本当は、ウルフ(ギータ)がそう「吠えて言ってる」ように聞こえる、と言うより、「感じる」のだ。
物心ついた頃からそうだった。
だからシーザーとも、いつも何となく「会話」をしているような感じで・・・。
もちろん小犬のシーザーも、吠えるか鳴くことしかできないんだけど、それでもシーザーが何を言いたいのか、本当に「そう言っているように感じる」のよね。