マ王の花嫁
壁の向こうにはライオネル王がいる。
もちろん、生きている王が。
今はそれだけで安心できる。
壁にもたれて座り込んだ私は、布団にくるまった。
・・・暖かい。
布団の温もりに、頬ずりをしたくなる程安堵する。
でも今は、またあの夢を見るかもしれないと思うと怖くて、とても眠る事なんてできない私は、夜が明けるまで、このままの体勢でいた。
もちろん、生きている王が。
今はそれだけで安心できる。
壁にもたれて座り込んだ私は、布団にくるまった。
・・・暖かい。
布団の温もりに、頬ずりをしたくなる程安堵する。
でも今は、またあの夢を見るかもしれないと思うと怖くて、とても眠る事なんてできない私は、夜が明けるまで、このままの体勢でいた。