マ王の花嫁
「はい」
「それじゃ」と言ってエイリークは歩いて行ったけれど、2・3歩歩いたところでふと立ち止まり、私たちの方にふり向いた。
「ところでサーシャ」
「はい?」
「君は意外と薬学に精通しているね」
「えっ?そうですか?まあでも、比較的仲良くしている私のいとこが術師なので、王妃様よりかは知っているかもしれません」
「あ、そう」
言葉もなく睨み合う二人は、根くらべをしているように見えて・・・あぁ、何故だかハラハラする!
私が間に入って、何か言った方が良いのかしら・・・。
と考えていたら、エイリークが沈黙を破ってくれた。
「ま、そういう事なら、多少は詳しいだろうね」
「ええ。多少は」
「それなら僕も納得した。それでは王妃様。サーシャ。今度は虫に刺されないよう、気をつけるんだよ」
「はい。助言に感謝します」
「それじゃ」と言ってエイリークは歩いて行ったけれど、2・3歩歩いたところでふと立ち止まり、私たちの方にふり向いた。
「ところでサーシャ」
「はい?」
「君は意外と薬学に精通しているね」
「えっ?そうですか?まあでも、比較的仲良くしている私のいとこが術師なので、王妃様よりかは知っているかもしれません」
「あ、そう」
言葉もなく睨み合う二人は、根くらべをしているように見えて・・・あぁ、何故だかハラハラする!
私が間に入って、何か言った方が良いのかしら・・・。
と考えていたら、エイリークが沈黙を破ってくれた。
「ま、そういう事なら、多少は詳しいだろうね」
「ええ。多少は」
「それなら僕も納得した。それでは王妃様。サーシャ。今度は虫に刺されないよう、気をつけるんだよ」
「はい。助言に感謝します」