マ王の花嫁
「・・あの、私・・・・・・予知夢を見るの。でもそれだけじゃなくて、すでに起こったと思われる出来事も夢で・・・見たの」
「あぁ、なるほど・・・。王妃様は私と同じ、感知力が高いタイプのようですね。それと、透視力と予知能力も。この二つの能力は、私にはほとんどないのですが・・・。まず、“時間”は、人間がこの世界で暮らすにあたって創り出した概念であると想定してください。その上で、この世界の時間という制限を外す。そうすると、前後・過去・未来、そういった“時間”はなくなり、結果残るのは、今、この瞬間だけになります」
「それはつまり・・・」
「つまり王妃様は、夢という世界で、その瞬間(とき)に必要な出来事を見聞きし、体験しているわけです。すでに起こった出来事、つまり“過去”でも、これから起こり得る出来事、つまり“未来”でも、王妃様の夢の世界では、“今、その瞬間”でしかありません。言い換えれば、起こっていても起こらなくても関係ない、というわけです」
「あぁ、なるほど・・・。王妃様は私と同じ、感知力が高いタイプのようですね。それと、透視力と予知能力も。この二つの能力は、私にはほとんどないのですが・・・。まず、“時間”は、人間がこの世界で暮らすにあたって創り出した概念であると想定してください。その上で、この世界の時間という制限を外す。そうすると、前後・過去・未来、そういった“時間”はなくなり、結果残るのは、今、この瞬間だけになります」
「それはつまり・・・」
「つまり王妃様は、夢という世界で、その瞬間(とき)に必要な出来事を見聞きし、体験しているわけです。すでに起こった出来事、つまり“過去”でも、これから起こり得る出来事、つまり“未来”でも、王妃様の夢の世界では、“今、その瞬間”でしかありません。言い換えれば、起こっていても起こらなくても関係ない、というわけです」