マ王の花嫁
「さっき見た夢で、亡くなった母からそのような事を言われたばかりなの」
「そうでしたか。今、私が王妃様と、ここでこのようなお話をしているのも、きっと偶然という名の必然的な出来事なのでしょうね」
「ええ・・・あ!それから、その夢で、聞いた事ない声で・・・母以外誰もいなかったのだけれど、“聖なる山に選ばれし者”と言われたわ」
「恐らくそう言われたのは、へメル山そのものでしょう。我らがベリア族は皆、“聖なるヘメル山に選ばれし者”なのですよ」
「あぁ、そうなの」
「肉体がその人生を終えた時、魂は聖なるヘメル山へ導かれると、ベリア族の間では言い伝えられているんです」
「そう・・・あのぅ、ベリア族って・・・人間、なのよね」
疑い深い顔満載で聞く私に、ヴィーナは力強く「もちろんです!」と言った。
「そうでしたか。今、私が王妃様と、ここでこのようなお話をしているのも、きっと偶然という名の必然的な出来事なのでしょうね」
「ええ・・・あ!それから、その夢で、聞いた事ない声で・・・母以外誰もいなかったのだけれど、“聖なる山に選ばれし者”と言われたわ」
「恐らくそう言われたのは、へメル山そのものでしょう。我らがベリア族は皆、“聖なるヘメル山に選ばれし者”なのですよ」
「あぁ、そうなの」
「肉体がその人生を終えた時、魂は聖なるヘメル山へ導かれると、ベリア族の間では言い伝えられているんです」
「そう・・・あのぅ、ベリア族って・・・人間、なのよね」
疑い深い顔満載で聞く私に、ヴィーナは力強く「もちろんです!」と言った。