マ王の花嫁
王宮から外(庭園内)に出ると、そこにはこげ茶色の大きな馬がいた。
その周囲には、マーシャル、アール、そしてオーガストもいる。
彼らは自分が乗る馬の手綱を握ったまま、私たちが来ると、サッと一礼した。
「準備はできたか」
「万全です」
「よし」とライオネル王は言うと、私のウエストを持ち、軽々と抱き上げて馬に乗せる。
そしてすぐに自分も私の後ろに乗った。
「馬には乗れるのか」
「あっ、はぃ・・・」
すぐ後ろに乗っているから仕方がないのだろうけれど・・・両手で手綱を握って、私のすぐ後ろから、耳元で囁かれると・・・これも、周囲に聞かれたらいけないという配慮なのかもしれないけれど・・・でも、配慮なんてする必要はないと思うし。
その周囲には、マーシャル、アール、そしてオーガストもいる。
彼らは自分が乗る馬の手綱を握ったまま、私たちが来ると、サッと一礼した。
「準備はできたか」
「万全です」
「よし」とライオネル王は言うと、私のウエストを持ち、軽々と抱き上げて馬に乗せる。
そしてすぐに自分も私の後ろに乗った。
「馬には乗れるのか」
「あっ、はぃ・・・」
すぐ後ろに乗っているから仕方がないのだろうけれど・・・両手で手綱を握って、私のすぐ後ろから、耳元で囁かれると・・・これも、周囲に聞かれたらいけないという配慮なのかもしれないけれど・・・でも、配慮なんてする必要はないと思うし。