マ王の花嫁 
ふり向きざま、「いつの間に」と言った私をライオネル様は無視して、体に巻きつけていたシーツを取り去った。

「なん・・・!」
「それがあるとベッドに入れないだろう?」
「・・・あ・・・そう、ですよね」

私は、右手で両胸を、左手で秘部をかろうじて隠したまま、ライオネル様に気まずい笑みを向けると、すぐにベッドへ入って布団を引っ張り上げた。
同時にライ様は、手に持っている、私から奪い取ったシーツをサッと広げて布団の上にかけると、ズボンを脱いで、私の横に座った。

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