マ王の花嫁 
37
抱き合っていない時、私たちは話をした。
私は、ライ様に聞かれた事は、知っている限り全て、正直に答えた。
今更隠しても、という想いは勿論あったし、ライ様が知りたい事で、私が知っている事ならば、ライ様にも知ってほしいと思ったから。

それに、私は明日、ライ様に殺される運命にあるのだから、予知夢を見たくないと思う以前に、もう見る事がないんだと、今頃思い至って。
両肩に乗っていた重しが取れたような爽快感を味わっていた。

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