マ王の花嫁
「私、おかしな事を言いましたか?」
「いや・・・偶然の一致に、つい嬉しくて笑いが出ただけだ。おまえの母上がおまえに言っていた事は、俺の母上もよく言っていた事だったからな」
「まあ!そうでしたか」
・・・見えない所で色々な繋がりがある。
やはり私は、ライ様と出会うべくして出会ったのだと確信した。
「そういうわけで、本来私は一庶民であり、ラワーレ王国の姫(プリンセス)とは、名ばかりのもの。突然聞かされた、にわか姫である私には、それらしい素養がなかったために、あなたはすぐ、私が偽者の姫だと疑いを持たれたのでしょう?」
「確かに、おまえはワルツが下手だったな」
「そっ、それは言わないでくださいっ!必死に特訓したけれど、どうしてもああいう、優雅な動きをするのは苦手で・・・」
「だが、おまえには気品がある。そう俺は言ったと思うが。覚えてないのか?メリッサ」
「そ・・・ぅでした、っけ」
「いや・・・偶然の一致に、つい嬉しくて笑いが出ただけだ。おまえの母上がおまえに言っていた事は、俺の母上もよく言っていた事だったからな」
「まあ!そうでしたか」
・・・見えない所で色々な繋がりがある。
やはり私は、ライ様と出会うべくして出会ったのだと確信した。
「そういうわけで、本来私は一庶民であり、ラワーレ王国の姫(プリンセス)とは、名ばかりのもの。突然聞かされた、にわか姫である私には、それらしい素養がなかったために、あなたはすぐ、私が偽者の姫だと疑いを持たれたのでしょう?」
「確かに、おまえはワルツが下手だったな」
「そっ、それは言わないでくださいっ!必死に特訓したけれど、どうしてもああいう、優雅な動きをするのは苦手で・・・」
「だが、おまえには気品がある。そう俺は言ったと思うが。覚えてないのか?メリッサ」
「そ・・・ぅでした、っけ」