マ王の花嫁
「姫様は途中で私たち一行と別れて、ドレンテルト王が用意していた隠れ家へ向かったはずなんだけど・・・どうやら隠れ家へは行かずに、そのまま行方をくらましたみたい。自分の身分を偽るために、護衛はアキリス一人だけで良いと姫様が言い張っていたのは、それだけの理由じゃなかったのね」
「でもそれじゃあ、二人が駆け落ちしたとは限らないんじゃないですか?もしかしたら、途中で賊に襲われたのかも」
「ううん。それはない。途中二人が泊まった宿に、姫様が書かれた手紙が発見されたんですって。そこには、これからは一庶民として、アキリスの妻に、そして生まれ来る赤ん坊の母親になり、家族仲睦まじく暮らすと書いてあったそうよ」
「えっ!?と言うことは、ジョセフィーヌ姫は妊娠してるの!?」
「でもそれじゃあ、二人が駆け落ちしたとは限らないんじゃないですか?もしかしたら、途中で賊に襲われたのかも」
「ううん。それはない。途中二人が泊まった宿に、姫様が書かれた手紙が発見されたんですって。そこには、これからは一庶民として、アキリスの妻に、そして生まれ来る赤ん坊の母親になり、家族仲睦まじく暮らすと書いてあったそうよ」
「えっ!?と言うことは、ジョセフィーヌ姫は妊娠してるの!?」