マ王の花嫁 
次々と聞かされる衝撃的な出来事に、つい声が大きくなってしまった私に向かって、サーシャは唇に人さし指を当てながら、「シーッ」と言った。

「すみません。ビックリしてつい・・」
「それは分かるけど。気をつけなさいよ」
「えぇ」

私たちは、条件反射のように辺りをキョロキョロ見渡したけど、幸い誰もいないことにホッとした。

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