マ王の花嫁
「その手紙は姫様の筆跡で書かれていると断定されているし、二人は相思相愛の夫婦で、その愛情は演技には見えなかったと宿屋の主人も証言していたことから、アキリスが強制的に姫様を連れ去ったという可能性は無いし」
「だからジョセフィーヌ姫は、ライオネル王と結婚をすることを嫌がっていたんですか。他に好きな人がいる上に、その人との赤ちゃんを宿したのなら・・」
「それだけじゃないわよ。姫様は、ロドムーンの魔王に売られるような形で嫁ぐこと自体、嫌がってたわ。でも、一護衛の男と愛し合っている上に妊娠したなんて、誰にも言えないでしょ?もしドレンテルト王にバレたら、アキリスは国外追放になるか、とにかく二人が強制的に引き離されるのは確実。それにこんなスキャンダル、魔王に知られたら・・あっちから婚姻を断ってきたかもしれないけど、それをネタにラワーレ王国を潰すか乗っ取るかしてくるんじゃない?ま、結局のところ、姫様はこの状況を逆手にとって、上手く利用したって事よね」
「だからジョセフィーヌ姫は、ライオネル王と結婚をすることを嫌がっていたんですか。他に好きな人がいる上に、その人との赤ちゃんを宿したのなら・・」
「それだけじゃないわよ。姫様は、ロドムーンの魔王に売られるような形で嫁ぐこと自体、嫌がってたわ。でも、一護衛の男と愛し合っている上に妊娠したなんて、誰にも言えないでしょ?もしドレンテルト王にバレたら、アキリスは国外追放になるか、とにかく二人が強制的に引き離されるのは確実。それにこんなスキャンダル、魔王に知られたら・・あっちから婚姻を断ってきたかもしれないけど、それをネタにラワーレ王国を潰すか乗っ取るかしてくるんじゃない?ま、結局のところ、姫様はこの状況を逆手にとって、上手く利用したって事よね」