見上げた空は広かった
レオは自分がモテる事を分かっていた。

確かにその繊細そうな体のライン。
綺麗な白に近いブロンド。海のように青い目はほとんどの女の子には魅力的に見えるだろう。

でもそんの割には恋愛には臆病だった。
自分が彼女を愛するよりも愛してくれる人としか付き合えない。
全く一緒の考えだけど、もし私がレオほどの端正なルックスの男の子だったらとりあえず美人とは付き合ってみようと思うだろう。
男なんだから何かあっても逃げ道はいくらでもあるじゃないか?とすら思った。
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