見上げた空は広かった
「白とロゼあるけどどっちがいい?」僕は冷蔵庫を覗きながらアナに背を向けてきく。
「んー」アナは考えている。
「あ、チーズもあるけどどうする?」僕はアナに背を向けたまま迷っているアナに聞く。

その瞬間、後ろから自分の腰に手が回って来た。
アナが顔を僕の背中につける。

あぁとりあえず今日もヤりたいってことか。
まぁ、俺がヤりたくて呼んだんだからそれでいいんだけれども。
何だろうー。

俺はそう思いながらも一旦振り向いてアナの目を見つめた。
何も言わずにアナの目だけを見つめる。
左手で冷蔵庫をそのまま閉める。
バタンという音がなったと同じくらいのタイミングで僕はアナに激しいキスをした。
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