見上げた空は広かった
俺らは買い物を済ませて、公園のまで散歩がてらに歩いた。

ちょうど公園には二人がけのベンチがあったのでそこに座ってジョイントをさらに一本交互に吸った。

そして俺は自分のことについてざっと話し始めた。

なぜ初対面のやつにこんなに自分のことを話したのかは分からなかったし、後にも先にもこれだけだと思う。


でも唯一彼女のことだけは話すのをためらった。


俺がローマから逃げた理由。
< 15 / 134 >

この作品をシェア

pagetop