見上げた空は広かった
「俺さローマで生まれたんだ。ローマ行った事ある?」
「無いよ。でもどこかは知ってる」
「ありがとう。いいところだよ。天気いいしご飯も美味しいし、サッカー好き?」
「うん好きだよ。昔、習ってた」
「そうなんだ。俺も小さいころやってた。日が暮れるまでずっと友達とボール蹴ってて、飯がてきたころお母さんに呼ばれて。週末は友達と試合見に行って。楽しかったな、あの頃は。。」



マリファナのせいで彼の目が悲しそうに見えるのかそれとも彼が悲しそうに話しているのか分からなかった。

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