見上げた空は広かった
ラウラが１０歳になったころ俺は彼女の両親にラウラにサッカースクールに通わせる事を提案した。

１７歳の思春期真っ盛りの俺は彼女との時間も欲しかったし友達とももっと遊びたかった。
そのためにはラウラに構っている時間を減らさなければいけないと感じていた。
それになによりラウラのサッカースキルはそこらへんの男の子よりも上手かった。
ラウラにとってもサッカースクールに行く事は同年代の友達かいっぱいできるいい機会だと俺は思った。

妹の様に可愛がってきた。
でも少しだけ自分の時間も欲しかった。

ラウラにその事を話すと彼女は少しだけ不安そうな顔をしたけれどもサッカースクールに通える事は嬉しそうだった。

俺はできるだけ試合とか観に行くと約束した。
そんな感じで俺は彼女の子守は卒業した。

それでも俺にとって
彼女は妹のような存在で試合も見に行ったし時間のあるときは練習にも付き合った。
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