見上げた空は広かった
気がつくとアルベルトの横で少し寝ていた。

目を開けると彼の腕に抱かれていた。
ベッドから見上げる彼の顔はとても綺麗だった。

少しだけやってしまった事に後悔した。
でもそれと同時にここにも自分と同じ様に誰かの愛に飢えている人がいるのだと知って安心すらした。

これからどうなるんだろう。
付き合うことは絶対にありえない。
だって二人とも誰かに受け入れてもらいたいだけなんだから。



めんどくさい事にもならないだろう。
きっと少しだけ何かが変わって
他は変わらない気がした。
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