見上げた空は広かった
パブにはアナとアリアの連れてきた男の子が2人といた。
もしかして彼氏持ちだったかな?

男の子の1人は背が低く黒髪の浅黒い少し痩せ型でもう1人は色の白いメガネの黒髪だった。

「紹介するね、こっちがペドロでこっちがジョージ」
とアリアは浅黒い方をペドロ、白い方をジョージと紹介した。
こいつら絶対スペイン系だろ。
「初めまして俺はレオ。どこからきたの?」
右手を差し出した。
何となく同族な気がする。
ジョージが俺の右手を握り
「スペイン」と答えた。何となく当たった。
「俺はコロンビア」続けてペドロが言った。

こんな所に他にもコロンビア人がいたことのが嬉しかった。

「え、そうなの俺もコロンビアだけど、どこ?」少しだけテンションが上がって言った。
「メデジン。お前は?」
向こうも目を丸くしている。
「俺はボゴタ」
「レオってコロンビア人に見えないよね」とアナは言った。
「両親ドイツ人だから」
スイスに来てから何回両親ドイツ人だと説明したんだろうか。
たまにいっそのことドイツ人て最初から言おうかと思う自分もいる。
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