見上げた空は広かった
10-15人のクラスだった。
残念ながらあの女の子はいなくてイタリア人もいなかった。

授業が終わる。

「じゃランチで待ってるから」とジョージに言う。
「またね」ジョージは教室を出ると俺の反対方向に歩いていった。

俺は振り返り進行方向に向かって歩いていく。

「レオ〜」と俺の背後から俺を呼ぶ声がした。
「アリア」
俺は彼女の左頬に挨拶のキスをする。
「次の授業一緒いこうよ」
「いいよ」俺はふざけて
アリアの肩に右手をかけて歩く。
アリアもまんざらでも無さそうだった。
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