見上げた空は広かった
「レオ、今日飲みに行かない?」
学校の中で俺を見つけたアナが俺の元に小走りでやってきて、いつものように誘う。

「いいけどペドロやジョージは?」
「何か今日はいけないって」
「じゃぁ俺たち2人?」俺はわざとらしくニヤッと笑った。
「変な事考えないでよ。アリアもくるから」とアナは慌てていう。

別に変な事なんて考えてない。
考えてるのはそっちの方だろ。
きっと知らないと思うけどアリアとも寝たからな。
女の子ってどうなってんだか。
と心の中で思った。

「まぁ、とりあえず連絡してよ、行くから」

俺はそういうとアナのデコにさよならとおはようの両方の意味を込めたキスをした。
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