見上げた空は広かった
少しだけきょどった彼女の顔は可愛らしかった。
「そうだよ。何で知ってるの?」
「可愛いって噂になってるよ。ハナでしょ?名前?」
押して俺のペースに持って行く。
「そうだけど、君は?」
「俺レオ。ねぇどこから来たの?」
「日本だけど。。レオは?」彼女の表情は警戒心を丸出しにしている。
「どこだと思う?」
だいたいこの質問で皆んなは北欧かドイツと答える。きっと彼女もそうだろう。
スウェーデンかドイツかそれともノルウェーかな?俺は逆に彼女の答えを予想した。
「ヒントは無いの?」
「えっ、あぁ」予想が全て外れた。
少しだけヒントを考えたけれども答えがコロンビアになる分かりやすいヒントが浮かばない。

「ヒントかぁ。。南米だよ、南米にある国ってブラジル以外分かる?」
大体の人はアルゼンチンくらいしか思い浮かばないだろう。

ハナは考えていた。



「コロンビア?」

「えっ、違った?ぢゃぁチリ?」

当てられた。ヒントを出したにしても初めて一発で当てられた。
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