見上げた空は広かった
これが俺たちとレオの出会い。

レオはなんというかつかみどころのないそして憎めない奴だった。

ケラケラよく笑いパブの流れていく音楽に合わせて体を揺らしたり、横を通り過ぎる女の子をジッと眺めてたり天真爛漫というか自由気ままな少年だった。

そして俺の思ったとおり女の子にモテたし女の子の扱いは教えて欲しいくらいに完璧だった。

あの顔で微笑みかけられたら俺でも気が緩む。
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