進撃の夢小説
翌朝
効率よく訓練をする為に
クラスを二つに分けられた
ルカとスピナは別々のクラスだ
教官
「今日は対人格闘術の訓練をやる。
二人組を作り取り掛かれ!」
皆「はっ‼」
皆は仲良しの人と組んでいき…
ルカは辺りをキョロキョロ見る
ル「(スピナ居ないし…どうしよ)」
ミ「ルカ、俺と組むか?」
ル「あ、ミケ!いいの?」
ミ「俺から、ならず者をやる来い」
ル「わかった、宜しくね」
ミケは配られた木剣を持ち
ルカに向かって走ってくる
ル「(うわっ、
ミケでかいから凄い迫力ある)」
ミ「…」
ルカはミケの最初の一撃をかわし
攻撃を仕掛けようとするが…
ドンッ
ル「いたた…」
ミ「大丈夫か」
倒れたのはミケではなくルカだった
ミケはルカの手を引き
スッと体を持ち上げた
ル「ありがとう、
やっぱ体格差あると無理かな?」
ミ「そんなことはない。
技を覚えればルカみたいに小柄な
奴でも、俺みたいな大柄な奴を
倒すことは出来る」
ル「へぇ…」
ミ「ルカは真面目だな」
ル「えっ?」
ミケは周りの訓練兵達を指差した
ル「…なんで皆、
流れ作業みたいにやってんの?」
ミ「ルカ…知らないのか?」
ル「え、何が?」
ルカのきょとんとした表情に
ミケは鼻で笑った
ル「何さ」
ミ「すまん。対人格闘術は成績に
大きく反映されないだ」
ル「嘘っ!?」
ミ「だから憲兵団に志願する者は
ああやって骨休みにする」
ル「そうだったんだ…。
けど私、憲兵団を志願する訳
じゃないし、馬鹿だと思われても
授業はしっかりやるよ」
ミ「あぁ、知ってる」
ル「うん。…ん?知ってるって、
私、ミケに話したっけ?」
ミ「いや聞いてない。だが、
ルカは他の奴と違うと思った」
ル「なんでそんな事が分かるの?」
ミ「…匂いだ。俺は昔から鼻が良い。
嗅いだ奴のある程度の能力を
理解出来るんだ」
ル「(それで匂い嗅いでたんだ…)
その能力凄いし、いいね♪」
ミ「気持ち悪いとは思わないのか?」
ル「え、全然そんな事思わないよ
むしろ便利そうで欲しいなぁ♪」
ミ「フッ)そうか。
ルカに声を掛けてみて良かった」
ル「(ミケ、気にしてたのかな…?)
ここで出会った縁だしこれから
仲良くやっていこ?」
ミ「…あぁ」
二人はそっと握手をした
教官
「おい、そこの二人
口は達者に動いているみたいだが
体が動いてないようだが?」
ルカとミケは
慌てて背筋をピンと立てた
ル「失礼しました‼」
ミ「(あ、まずい…)」
教官
「ほぉ、
まだ元気が有り余っているようだな。
お前ら二人、授業が終わったら夜まで
グラウンドを走れ!!分かったか!!」
ル・ミ「はっ‼」
教官は二人に怒鳴り散らし
授業は終えた
ル「なんで私達に来るのさ‼
皆だってやってないじゃん」
ミ「さっさと走るぞ」
ミケに促され
しぶしぶルカは走り始めた
ル「ミケ教官が来るの気付いてた?」
ミ「あぁ、匂いで分かってた」
ル「…え、
なんで教えてくれなかったのさ」
ミ「どういう展開になるのか
気になった」
ル「そういう好奇心いらないよ」
ミ「フッ」
そして二人は他の訓練兵の
注目の的となってしまった…